権利擁護たかつきのワークショップαに参加させていただきました。平成30年度1回目の参加です。
今回は、精神障害の女性の方の成年後見人に就任している事例です。本人宅に向かいの住人の男性が出入りしたり、その男性の方の家に行ったり、男性に買い物を頼んだりしている場合に、その男性との関係はどうするかということが問題になっておりました。つまり後見人が後見活動するにあたってインフォーマルな支援者との関係をどう考えるかということです。
この点、今回のように本人により近い立場にいるインフォーマルな支援者が関与することで、本人の状態がよくなることがあり、反対に、当該支援者をないがしろにすると後見人と本人との関係も悪くなることがあるため、支援者に接触してみて害がないようであらば、そのまま支援を継続してもらったらよいという意見がありました。
ただし、インフォーマルなサポートは不安定であるため、後見人のようなフォーマルな支援とインフォーマルな支援がチームになって協力し合える体制をつくり、少なくとも本人の状態をシェアすることが必要であるという意見もありました。
インフォーマルな支援もチームに組み込んでしまうことで、より本人のための支援を強化していくことができます。本人にとってよりよい支援を行うことを考え、チームとして支援していくのがやはり大事なのだと感じました。