お仕事仲間の他士業の先生らに誘っていただき関西アマチュアピアノ倶楽部というピアノサークルの練習会に参加してきました。
自己紹介で、練習不足の言い訳ネタばかりが潤沢に出てきて我ながら情けなかったのですが、なんとか人前で「練習」するところまでこぎつけました。(主催者のご厚意で、オフ会のタイトルが、演奏会ではなく、練習会なのです)
実は、昨年末ごろに15年ぶりにピアノ練習を再開しようと決めました。
今年はドビュッシー没後100年の記念イヤーらしいので、曲は、ドビュッシーのアラベスクに決めました。
年明けぐらいから少しずつ練習しました。社会人になると、練習を「あとまわし」にする言い訳が本当にいくらでも出てきます。
記憶力の減退を感じずにはおれませんでした、、、なかなか譜面読みが進まない、、、譜面読みをしても暗譜ができない、、、いっかい暗譜しても、すぐに忘れる、、、また、学生のころは寝る時間の直前まで集中力を維持できたのですが、今回は特に、夕方から夜にかけて少しずつ集中力が落ちていくことを実感しました。
仕事よりもピアノ練習を優先できないのは当然のことですし。
しかしまあ、好むと好まざるとにかかわらず、15年分の歳を取るというのはそういうことですよね。いつだって我々は手持ちのカードだけで何とかやりくりしていくしかないんですよね。
水や空気のように当然にあり続けるような気がしていた「若さ」という武器は、自分のなかでも確実に失われていて(まあ、あたりまえですが、、、)「経験」や「工夫」という武器に少しずつ切り替わりつつあるのだなあ、と感じました。ただ、「経験」や「工夫」は努力しないと得られないですね。
、、、少し話がそれましたが、なにはともあれ、下手でもなんでも音楽を演奏することができたというのは、私にとって、小さくても確かな喜びであり、ささやかなひとつのプライドになりそうです。そうなっていけばいいなと思います。