事務員の山田です。
3月25日に箕面市立介護老人保健施設で開催されました認知症サポーター養成講座に参加させていただきました。成年後見制度を利用されている方の中にも認知症の方が数多くいらっしゃいます。認知症について正しく理解し、何かできることから始められればとわくわくしながら受講しました。
厚生労働省が実施している「認知症サポーターキャラバン」事業は、「認知症サポーター」を全国で養成し、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいます。認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り、支援する応援者です。
講座では、認知症の方への接し方など具体的に映像を見ることができ、とてもためになりました。日頃、小銭でぱんぱんに膨らんだお財布をお持ちのご高齢の方を見かけることがあったのですが、例えば私たちは783円を支払う際に、『100円玉7枚と、50円玉1枚と、10円玉3枚と、1円玉3枚』とイメージが出てきます。しかし、認知症の方には何をどれだけ出したらいいのかイメージがしずらくなることがあるそうです。そこで恥ずかしさからついついお札で支払ってしまい、結果、小銭がどんどん増えていっていることを知り驚きました。そういった場合に、相手を傷つけることなくさりげなくサポートできるよう講座で紹介していただき、早速実践したいなと思いました。
認知症サポーター養成講座は、地域住民、金融機関やスーパーマーケットの従業員、小・中・高等学校の生徒など様々な方が受講されており、平成27年6月末現在で全国に約634万人のサポーターが誕生しているそうです。
受講後に認知症を支援する「目印」として、ブレスレット(オレンジリング)をいただきました。オレンジの輪が広がっていくといいですね。