司法書士業界において「お客さま」「○○さま」という呼称は「依頼者中心の業務」や「サービス向上」、「接遇改善」の流れの中で普及し、当事務所でも「お客さま」「○○さま」を長らく使用していました。
近年、医療業界で「患者さま」という呼び方を見直す動きが広がっています。「さま」呼称は医療業界で一時期普及しましたが、「多くの医師が違和感を感じている」、「患者もよそよそしさと冷たさを感じることがある」「接客業や営業職における関係とは異なり患者と医療者は対等な関係であるべき」「一部の人の誤った権利意識や変なお客様意識を助長している」などの理由から、「さん」呼称に戻す医療機関が増えているとのことです。
医療業界の動向を参考に、本件に関係する司法書士業界の職業倫理、行為規範、現場の意見等を精査し検討を重ねた結果、当事務所も「依頼者と司法書士は一緒に考えながら問題解決を行っていく対等の関係にあるべき」との観点にたち、下記のとおり呼び方に統一することになりました。
これを機に、ご依頼(ご相談)いただく方と、よりいっそう良い関係を構築していきたいと思います。ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
参考資料
(平成18年 読売新聞)
(平成19年 西日本新聞)
(平成19年 朝日新聞)
(平成21年 群馬保険医新聞)
(平成24年 日経メディカル)