セミナー

介護福祉職のための法律基礎講座(特別養護老人ホーム紅葉の郷)

投稿日:2017-03-30 更新日:

特別養護老人ホーム紅葉の郷(社会福祉法人ひじり福祉会)にて、2日間にわたり「介護福祉職のための法律基礎講座」というテーマで、勉強会をさせていただきました。

事前に今現場で気になっていることを募集したところあまりにたくさんのご質問をいただいたため、急きょ予定を変更して、半分くらいの時間を質問いただいた事例の検証、共有に使いました。

当日お話したことのうち、直前に準備した内容の割合が大きくなったので、きちんとお話できているかどうか心配もありましたが、みなさん熱心に聞いてくださり、また質疑応答でもたくさんのご意見ご質問をいただき、ほっと安心しました。同時に、今介護福祉の現場で起きている問題の難しさ、職員の方々の真摯さを肌で感じることにもなりました。

大げさかもしれませんが、地域の未来のために、自分にできることは何か、ささやかでも少しずつ模索していきたいと思います。それが自分の事務所や業界の発展にもつながっていくのだと考えています。

以下に、参加いただいた方々の感想を掲載します。

【もっと詳しく聞きたいこと】
・契約解除になった具体事例
・リーガルマインドについて
・本日拝聴できなかった内容を知りたい
・入所時の家族への説明や書面、介護記録がどこまで必要なのか?
・支払いに関し、督促の方法、タイミングについて
・養護で起こった事例があれば
・ケアマネ、本人、家族との間で方向性が違い苦情などになった事例
・実際にこちらで起きた事故内容の検証をして、もし裁判になったときどうか?というところをやってもらいたい。
・記録の何が必要かのポイントをもっと聞きたい。

【最も興味を持った内容】
・介護の仕事は感情労働だということ
・質問についての意見、お返事
・介護は「感情労働」 頭・身体だけでなく、心がすりへり、ストレスのかかる接客
・受容と共鳴
・リーガルマインド
・受容と共鳴が大切であることについて
・転倒事故の内容
・双方トラブルなくベストな落としどころ
・電池、手の届かないところにおいておいたが、その利用者が大きく、
 取って口に入れたのはわかったが、防げなかった。
 その後の対応もしっかりしており、施設の過失はないと判断された内容。
 やはりやるべきことをやる、カルテに残すことの大切さがすごくわかる内容だった。
・事故(転倒)発生についての事例
・当施設の具体的事例にお答えいただけた件

【ご意見、ご質問、ご感想】
・今回、手元に資料がなかったので、書面があれば分かりやすかったと思います。
・感情労働者が自分で心のケアを行う必要性を十分に感じています。セルフ・コンパッションの必要性を具体的に提示してくだされば、より参考になります。勉強会、ありがとうございました。
・クレーム・苦情につながらない対応や予防策
・わかりやすい説明で理解しやすかったです。ありがとうございました。いろいろな事例をもっと知りたいと思いました。
・貴重なお話をありがとうございました。
・日常業務の中の記録として、パソコンの記録や正式書類だけでなく、メモ等も記録として有効であることを知り、普段からしっかり記録することが大切だと感じました。
・いろんな家族もいて、利用者がいて、でも介護の現場の人手不足。クレームなど言われていることも納得できる部分があったりと、なかなかすぐに解決ができるようなことでもないことが多い。家族との信頼関係も大切だが、施設任せの家族が多く、そのようなアプローチが必要か、施設の課題と思った。
・現場職員には、たいへん参考になったと思います。

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